「本業の収入だけだと生活が苦しい」
「会社に依存しない働き方を手に入れたい」
という悩みを抱えている人はたくさんいるでしょう。
そのような人は、今すぐ副業に挑戦するべきです。
副業を始めることで、会社に依存しない働き方を手に入れることができますし、本業の収入とは別の収入源を手にすることもできます。
とはいえ、
「副業に興味はあるけど、資格を取っておいた方がいいのかな」
「副業を始めるためには資格が必須なんじゃないの?」
という疑問を抱えている人も多くいるでしょう。
そこでこの記事では、副業には資格が必須なのか、副業を始めたい社会人が取っておくべき資格はどれなのかということについて、詳しく解説していきます。
目次
副業を始める時に資格を取得しておくメリットは?
結論から言ってしまうと、副業には資格が必須ではありません。
無資格でも副業で本業以上の収入を稼ぎ出している人はたくさんいます。
ただ、資格を持っておくことで得られるメリットというのもいくつか存在しています。
では、副業開始前に資格を取得しておくメリットとは一体何なのでしょうか。
詳しく見ていきましょう。
信頼につながる
副業を始める前に関連する資格を取得しておけば、クライアントからの信頼を勝ち取ることができます。
特に副業開始直後というのは、何の実績もないため、不安がられてしまうことが多いです。
資格を持っておけば、
「この人は専門の知識がある人だな」
「この人に任せれば間違いないだろう」
と思ってもらえる可能性を高められるため、スムーズに仕事を獲得できるようになるでしょう。
価値あるサービスを提供できる
資格を取得することで、自分の知識レベルやスキルレベルを上げることができます。
そうすることで、より価値のあるサービスを提供できるようになりますので、クライアントの満足度を上げることができるのです。
クライアントに120%満足してもらうことができれば、継続して仕事をもらえるだけではなく、副業のジャンルによっては単価を上げてもらえる可能性もあります。
また、場合によっては知り合いに紹介してもらえる可能性もありますので、仕事の幅を広げやすくなるのです。
社会人の副業に役立つ資格って一体どれ?
では、社会人の副業に役立ち資格とは一体どれなのでしょうか。
簿記1級
簿記の資格を取得すれば、様々な企業からの信頼を高めることができます。
特に、簿記1級を取得しておけば、
「財務のプロ」
として判断してもらえるようになりますので、より難易度の高い(報酬の高い)仕事を任せてもらえる可能性が高くなります。
近年は、業務のアウトソーシング化が進んでいますので、業務委託で企業の会計や経理業務を任せてもらうことができれば、本業の収入にプラスして高い報酬を稼ぎ出すことができるでしょう。
ただし、簿記1級というのは希少価値が高い分、取得難易度も高いです。
簿記2級も比較的難易度が高いのですが、更に高難易度となりますので、覚悟を決めて勉強を始めましょう。
年金アドバイザー
年金アドバイザーという資格は、銀行業務検定協会が認定している資格です。
老後2,000万円問題の浮上や、景気の悪化により、将来の年金受取額に不安を抱える人が多くなってきました。
この資格を取得しておくことで、年金に関する悩みを抱えている人にアドバイスができるようになりますので、将来性の高い資格と言えるでしょう。
主な業務は、
- 年金の相談、コンサル業務
- 年金の算出業務
などになることが多いため、本業を持っている人でも空いた時間を使って行うことができます。
ウェブライティング技能士
ウェブライティング技能士は、
- ブログ
- ウェブライター
として活動していきたいと考えている人におすすめです。
この資格を取得しておくことで、ウェブライティングの基本的な知識が身についているということをクライアントにアピールできるため、仕事を獲得しやすくなります。
ウェブデザイン技能検定
ウェブデザイン技能検定を取得しておくことで、
- ウェブデザイン
- システム構築
などの知識とスキルを得られますので、ホームページ制作やバナー制作、ロゴ作成などの仕事を行いやすくなります。
社労士
社労士というのは、正式名称を「社会保険労務士」と言います。
この資格は、従業員の労働管理や就業規則の監修、人事に向けたコンサル業務などを行う時に必要な資格です。
社労士は国家資格となり、本業で役立てることも十分に可能なのですが、小規模企業の就業規則作成アドバイスや、労働管理全般のコンサル業務などを副業として請け負うことも可能です。
キャリアコンサルタント
キャリアコンサルタントというのは、キャリア形成に悩んでいる人の相談に乗る仕事です。
キャリアコンサルタントを外部から派遣して、従業員の悩み相談会を行っている企業などもあるため、案件をもらうことができれば副業としても十分成り立たせることができます。
他の副業と比べるとまだまだ案件数の少ない副業にはなるのですが、他社企業の経営陣や上層部との人脈がある人は比較的仕事を得やすいと言えるでしょう。
MOS
MOSというのは、マイクロオフィススペシャリストの略称です。
この資格を取得することで、
- エクセル
- ワード
- パワーポイント
などに関する深い知識とスキルを得ることができますので、副業に活かしやすくなるのです。
例えば、
- データ入力
- データ整理
- 資料作成
などの案件をクラウドソーシングサイトで請け負うことも可能になりますので、在宅でできる副業を探している人には最適と言えるでしょう。
ファイナンシャルプランナー
お金に関する関心が高まっている今、ファイナンシャルプランナーの需要が右肩上がりとなっています。
ファイナンシャルプランナーの資格には、
- 民間資格
- 国家資格
の2種類があり、当然国家資格の方が信頼度や知名度の面では有利と言えます。
ただ、民間資格を取得したとしても、お金に関する知識やスキルがあることに変わりはありません。
この資格を取得することで、お金に関する悩みを抱えている人へのコンサルや相談業務を行えるようになりますので、興味がある人は挑戦してみてください。
秘書検定
秘書を募集している経営者は比較的たくさんいます。
フルタイムではなく、スポットでの秘書業務を募集している人も意外とたくさんいるため、副業に活かすことができるのです。
また、秘書検定を取得することで、正しいビジネスマナーを身に付けられますので、本業にも活かせます。
産業カウンセラー
産業カウンセラーの資格を取得することで、働く人々の悩みをカウンセリングによって解決に導くことができます。
社会人経験がある人なら痛いほどわかると思いますが、どのような仕事でも、必ず悩みやストレスを感じます。
中には上手に悩みやストレスを解消していける人もいるのですが、自分の中にため込んでしまい、精神的にも肉体的にもボロボロになってしまっている人もいるのです。
産業カウンセラーの働き方には、
- アルバイト
- 業務委託
など、様々な種類がありますので、土日のみの副業にも最適と言えます。
登録販売者
登録販売者というのは、一般用医薬品の第2類、第3類を販売できる資格です。
薬剤師よりは行える業務に制限がかかってしまうのですが、取得難易度もそこまで高くなく、需要も比較的高いため、ドラッグストアなどでのバイトを考えている人にはおすすめできます。
登録販売者を取得しておくことで、通常よりも時給が高くなることもありますので、興味のある人は是非チャレンジしてみてください。
まとめ
副業には資格が必須ではありませんが、行う副業によっては資格を持っておいた方が良いこともあります。
副業に役立つ資格は非常に多く、
「どれを取得すればいいの?」
と迷ってしまう人もたくさんいます。
そのような人は、是非今回紹介したことを参考にしてみてください。